
●全四巻、amazon kindleストアにて発売中
経済的なハンデを負う優秀な子女を、授業料免除の特待生として迎え入れている名門校、清白(すずしろ)女子学園。しかし、特待生の彼女たちには、二年の夏休みに学園が主催する秘密のオークションにかけられて、奴隷として売りさばかれるという過酷な運命が待ち受けていた。
その特待生のひとりである真中美月(まなか みつき)もまた、運命の流れには逆らえず、磔台に吊されて、奴隷オークションにかけられる。たぐいまれなる美少女である美月のオークションは熾烈を極めたが、やがてひとりの男がその日の最高額で競り落とした。
彼こそは、一年ほど前、美月に痴漢容疑をかけられて、土下座の謝罪を強いられた男、基茂拓也(もとしげ たくや)だった――
●真中美月(まなか みつき)
清白女子学園の二年生で特待生。文武両道、才色兼備を地で行く美少女。正義感が強く、正しいと思ったことは貫く意志を持っている。その容姿ゆえ、痴漢被害には多数遭っているが、決して泣き寝入りせず、何人もの加害者を現行犯で捕まえている。そうした中で、基茂拓也を痴漢加害者と認識して、駅事務所に連行する。
●基茂拓也(もとしげ たくや)
アラサーの定職を持たない冴えない男。しかし、金融取引によって一財産を築いており、生活には困っていない。一年前ほど前に、痴漢容疑者として、美月に土下座の謝罪を強いられた。その後、美月がオークションにかけられることを知り、復讐するため彼女を競り落とそうと画策する。
●こころ高級ソープ嬢。上客である拓也の痴漢えん罪事件を知り、オークションの存在を彼に教える。
●プロローグ磔台に架けられる少女。やがて彼女は自分が商品であることを知る……
●第一章 屈辱の痴漢えん罪事件痴漢だと思った美月と、そうではないと否定する拓也。拓也の主張は通らず、駅事務所で屈辱の土下座謝罪を強いられる……
●第二章 奴隷オークション開催奨学金が支給される選抜組に選ばれて、夏休みの初日からはじまる合宿に向かう美月。しかし、乗り込んだバスで眠らされ、秘密のオークション会場へ連れ込まれてしまう……
●第三章 復讐の痴漢プレイ美月をオークションで競り落とした拓也は、海沿いに建てられた別荘で彼女を監禁する。そして、一年前の恨みを晴らすべく、吊りあげた美月に対して痴漢プレイを仕掛けていく……
●第四章 ストリップはアイドルダンスで痴漢プレイで屈辱の絶頂を極めた美月は、続いてストリップを強要される。手足が自由になると気づいた美月は命令に従い、音楽に合わせて踊りながら脱出のチャンスをうかがう……
「えっ?」
「とぼけるなっ! 俺はあのときやってもいない痴漢容疑で、土下座までさせられたんだぞっ!」
「そ、それはあなたが本当に痴漢をしたからであって……」
「俺はやってないっ!」
「やりましたっ!」
一時はしぼんでいた美月だが、相手の勢いに合わせて語気を強めた。彼女の中では、拓也の痴漢行為は純然たる事実として心に定着していた。
「……よしわかった。それじゃ検証実験をしようじゃないか」
「検証実験……?」
「痴漢えん罪裁判で、実際に状況を再現したりするアレだよ」
そう言って、拓也はリモコンを握り、電動ウインチの電源を入れた。
「えっ? あっ、きゃあっ……」
うぃぃぃん……という電動音とともに、美月の手錠にかけられていた鎖が引きあがりはじめる。
「ああああああ……いたっ、痛いぃっ!」
手錠に引きずられて、ピンと腕が上にあがると、金属製のリングが手首に食い込み激痛が走った。美月はたまらずよろよろと立ちあがる。
「ああっ、やめてっ、とめてえっ!」
美月がいくら叫んでも、拓也は反応せずに生贄を吊りあげていく。結局、腕がまっすぐ上に伸び、背筋がピンとするまで、ウインチがとまることはなかった。
「よし、準備はこれでいいな」
ウインチをとめたあと、今度はまた別のリモコンを手に取り、拓也は操作をはじめる。
「あ……」
突然、目の前の黒い壁に、電機メーカーのロゴが表示された。これまで、部屋の様子を伺う余裕がなくて気づかなかったが、それはただの壁ではなく、八十インチを越える大型モニターだった。ほどなくして、美月は驚愕する。
「あっ、ああっ?」
無残に吊された自分の姿がモニターに映し出されたのだ。動きから見るに、録画されたものではなくライブ映像だろう。
「ふふふ、きれいに映ってるだろ? モニターもカメラも最新型の4Kだぜ。これがあれば、しっかり検証実験の映像を証拠として残すことができる」
そう言いながら、拓也は美月の背後へ近づいていく。
「いやっ、近寄らないでっ!」
「近寄らないと、検証できないだろ? ええと、たしかあのときは……」
「きゃあああっ!」
臀部に、むにゅっと硬い肉塊を押しつけられ、美月は悲鳴をあげた。とっさに逃れようと腰を振る。
「おいっ、逃げるなって。これは検証なんだぞ?」
「こ、こんなの検証じゃありませんっ! だいたい、あなたが痴漢をしたのは事実じゃないですかっ!」
「つまり、なにがどうしようとも、あれはえん罪だったと認めないってことか?」
「そうですっ!」
「……わかったよ。じゃあもう、俺が痴漢ってことでいい」
「えっ?」
「だけど、あの程度で犯罪者になるのは割が合わない。しっかり元を取らせてもらうからなっ!」
「んあっ、いやああああああぁっ!」
いきなり、背後から拓也に抱きすくめられ、美月はあらん限りの悲鳴をあげた。さらに身体を揺すって逃げようとするが、両腕を吊りあげられていては、まともに抵抗などできない。
「そうだそうだ、頑張って抵抗してみろ」
抗う美月の姿を愉しみながら、拓也はくねくねと動くヒップにいきりたったイチモツを押しつける。
「あー、こすれて気持ちいいぞ。もっとケツを振れ、ほらほら」
「いやあっ、離してぇっ!」
今度はえび反りになって、拓也から離れようとするが、ぐいと力強く引き戻される。手が使えない状態では、どうやっても男の腕力にはかなわない。
「動けば動くほど、いい匂いがしてくる……うぅーん……」
美月の長い黒髪をかきわけて、拓也はうなじ付近に顔を埋める。それから胸いっぱいに彼女の匂いを吸い込んだ。
「ひいっ!」
男の変質的な行為があまりに気持ち悪く、ぶつぶつと鳥肌が浮き立ってきた。そんな美月の身体をしっかり抱き締めながら、拓也は何度も何度も、可憐な少女特有の甘くて切ない香りを愉しんだ。
「ああっ、もういい加減にしてくださいっ、離れてくださいっ!」
「バカ、コースでいったらまだ前菜だぞ。メインディッシュはこれからじゃないか」
「そんなこと……んあああああっ!」
さらになにか反論しようとしたところで、美月は制服の上から乳房を思いきり鷲づかみにされた。
「まずは肉料理だ……おおっ、大盛りだ、大盛りっ!」
オークションのときに八十五と紹介されたプロフィールに偽りはなく、服の上からでもたっぷりとしか量感が味わえた。早くひん剥いて、直にこの肉の感触を確かめたくなるが、焦る必要はない。逆に、こんな初々しい反応はじきに見られなくなるのだから、今のうちに堪能した方がいい。
「いやぁっ、触らないで……んっ、あああっ」
「やっと痴漢してる雰囲気になってきたな。ほらっ、どうだ? おっぱい揉まれてどんな気分だよ?」
「んっ、ああぁん……いやぁっ……やめてっ、んっ、あっ、いやぁっ……」
なんとか身体をよじって逃れようとするが、拓也の手はしっかりと双乳に食らいついて離れない。それどころか、衣服の上から乳首の位置をみごとに探り当てて、きゅうっと摘まみあげる。美月を買うと決めて以来、こころはもちろん、多数の風俗嬢相手に特訓した成果だった。
「ひあああああんっ!」
鋭敏な性感帯に強い刺激が走り、美月はガクンと身体を震わせた。
「ふふふ、ここが美月の乳首だな?」
ふたつの蕾(つぼみ)を摘まんだまま、コリコリと指の腹で転がすと、美月の身体が面白いように痙(けい)攣(れん)する。
「あっ、やっ、んんっ、あっ、いやっ……んっ、あぁんっ」
「どうした? 痴漢をされてるのに感じてきちゃったのか?」
「ち、違います……んあっ、ああっ、やめてっ、んああんっ!」
「だったらどうしていじるたびに、切ない声なんか出すんだ?」
「それはぁ……ああっ、あぁんっ……んっ、ひああんっ!」
真っ赤になった顔をイヤイヤさせて、身体を捩らせる美月。実際、気持ちがいいという認識はまったくないが、敏感なところをいじられると、どうしても反射的に声が漏れてしまう。
「実はあのときも、こんなふうに痴漢されたかったんじゃないのか?」
「ああんっ、そんなわけありませんっ!」
「どうだかなぁ。俺のやったことが中途半端で欲求不満になったんだろ? だからあんなに怒ったんだろ?」
「絶対違いますっ……あああっ、もうやめてっ、これ以上触らないでぇっ!」
美月がいくら必死に訴えても、拓也は乳房から手を離そうとはしない。親指と人差し指で乳首を微妙なタッチで刺激しながら、残った三本の指で、乳房をいやらしく揉みしだき続ける。
「あっ、あんっ、んんっ、ああぁっ……んっ、あはぁん……」
「ほーら、またいい声出して。素直に感じてるって認めちゃえよ」
「そんなこと……んっ、あっ……ない……ひぅぅん……」
「どうしても、認めないつもりか?」
「あっ、当たり前でしょ……んあっ、あっ、はんっ」
「だったら、オマ○コはちーっとも濡れてないってことだよな?」
「えっ? あっ……」
ようやく拓也の片手が乳房から離れたかと思うと、すぐさますーっと腹部を伝って下へ伸びていく。
「いやっ、そっちはっ、あああっ、ダメっ!」
一番守らなければならない箇所へ魔の手が伸びていく。足には枷がつけられていないため、胸の時よりは多少強く抵抗できるが、それでもたかが知れている。
「やめてっ、いやっ、いやっ、いやぁっ!」
「ほらほら、もっと頑張らないと、オマ○コも痴漢されちゃうぞ?」
「触らないでっ、触らぁ……んいやああああぁっ!」
抵抗むなしく、男の手は制服のプリーツスカートの中へ侵入した。その勢いのまま、拓也はショーツの上からむっちりと盛りあがった美月の恥丘を撫で回す。
(これが大金を払って、他の男に見せなかった美月のショーツか……)
独占欲が満たされるのを感じながら、拓也は布地の感触を愉しむ。上部にフリルがついているものの、さほど華美な装飾ではないようだ。
今日オークションにかけられた娘たちがほとんどそうだったように、美月もまたファッション性の乏しい、実用品として売られているショーツを着用しているのだろう。ただ、その飾り気のないところに少女たちの純朴さを感じ、男たちは興奮するのだ。そして、それは拓也も例外ではない。
「さて、それじゃそろそろ感じていたかどうか、触って調べてみるとするか」
ショーツの手触りチェックもほどほどに、拓也は興奮の面持ちで、本丸へ指を滑らせていく。
「いや……いやっ……いやぁ……」
下着の上部を触られただけでも耐えられないほどの汚辱を感じているのに、もしもその下まで男の野蛮な指に犯されたら、気が狂ってしまうかもしれない。
(ああっ、それに……)
美月は、クロッチ部分にひんやりとしたものを感じていた。この男にそれを暴かれたら、いったいなんていい訳すればいいのか……
「ダメっ、ダメぇっ……ああやめてええええええぇっ!」
切羽詰まった美月は渾身の力を振りしぼって、これまでで一番の抵抗を見せた。だが、それもわずかな時間稼ぎにしかならない。
「おっとっと……」
予想外の力に一瞬手が離れたものの、拓也はすぐさまぐいっと美月の身体を引き戻した。相手が逃れられないようにその細身をかっちりと抱きかかえてから、もう一度スリットに沿って、指を奥へ潜り込ませる。
「ひあああああああああぁっ!」
女のもっとも敏感な部分に刺激が加わり、美月は拓也の腕の中で、ビクンと身体を大きくのけ反らせた。その間に、とうとう男の指が、目的地へ到着する。
「くくく、やっぱり濡れてるじゃないか」
指でクロッチを押し込むようにしてこすると、わずかではあるが布地の湿っている感触が伝わってくる。乳房を揉まれて、美月が感じていたのは明らかだった。
「あああぁっ、違いますっ……いやあぁっ、触らないでぇっ」
激烈な恥辱を感じながら、美月はイヤイヤしながら否定する。絶対に、痴漢行為で感じていたなど認めたくなかった。実際、快感を覚えたつもりはない。
「じゃあどうしてここが湿っているんだ?」
「ひうっ!」
拓也の指に力が入り、布地が粘膜にきゅっと食い込んだ。
「ほら、こんなに濡れてるじゃないか?」
「そ、そんなこと、ありません……ああぁっ……」
「どうしても、痴漢されて感じたことは認めないつもりか?」
「当たり……前です……んんっ、そんなこと……んあぁ……絶対に……」
「ふん、それじゃいつまで強情張れるか試してやろう」
そう言って、拓也は中指を秘裂に食い込ませたまま、手前に滑らせていく。
「やめ……んっ……あっ、ひあああっ!」
拓也の指の腹にコリっとした感触が走った瞬間、美月は再びビクっと身体を弾ませた。
「ここが美月の一番感じるところだな?」
捉えた突起を逃がさぬように、すべての指を恥丘にぐっと食い込ませる。そして、責めの中心である中指を、拓也はゆるゆると回しはじめた。
「あっ、んんっ、ああっ、やっ……んっ、やめ……んっ、あっ、あぁん……」
最初の強烈な刺激が収まると、美月は華奢な身体をくねくねと揺らし、切なげな声を漏らしはじめた。相手は好意のかけらも感じられない卑劣な男だというのに、一番の性感帯を責められると、望まぬ感覚がせりあがってきてしまう。
「さっそく甘い声なんか出しちゃって……そんなにクリトリスが気持ちいいのか?」
「んあっ、うぅん……違う……んっ、はんっ、あはぁっ……」
必死に否定して、顔を横に振る美月。しかし、言葉とは裏腹に、肉芽からは次々と快感電流が発生し、全身を駆け巡る。
(どうして……こんな……)
美月は、相手の愛撫に反応してしまう自分の身体が信じられない。しかし、それだけ拓也の責めが巧みなのだ。
風俗嬢相手に特訓を重ね、いまではどこをどう責めれば女をとろかすことができるのか、拓也は熟知していた。
「どんどんよくなってきてるだろ? なあ、美月」
「な、なってません……んああっ、あぁんっ……んっ、いやぁん……」
「ホントにおまえは強情だなぁ……だったら、こうするとどうだい?」
中指の先でクリトリスの芯を捉え、ぐいっと力強く中へ押し込むと、バイブのごとく小刻みに振動させはじめる。
「あああああぁ……んっ、やぁっ、やめっ……ひあああんっ!」
これまでとは比べものにならない強烈な刺激を受けて、美月はガクガクと全身を痙攣させた。しかし、拓也はお構いなしに、肉芽を集中的に責め続ける。
「んっ、あっ、んんっ、あんっ……あっ、やっ……ああっ、んんっ、あっ、はぅんっ、んあんっ!」
力強い責めに馴れてくると、刺激がそのまま快感に転じ、美月が漏らす、切なげなあえぎ声のボリュームが大きくなっていく。
●第五章 処女膜を覗かれて……処女でなければクリトリスにピアスをつけると脅された美月は、純潔を証明するため、恥辱に震えながら秘部を自ら開いていく……
●第六章 剃り落とされた、大人の証し恥毛が生えっぱなしで手入れされていないと辱められる美月。そんな状態の陰毛が処女らしくないと難癖をつけた拓也は、いやがる美月の股間にシェービングクリームを吹き付けた……
●第七章 食事の余興はオナニショー小休止となり、食事をすることになったが、拓也からの施しを受けたくない美月は断ってしまう。ならば、食べている間の余興にオナニーをしろと命じられて……
●第八章 悪夢のファーストキスオナニーで壮絶な絶頂に達した美月に激しく興奮した拓也は、彼女をベッドに連れて行き、四肢を完全に緊縛した。それから上にのしかかり、キスの経験を訊ねる……
●第九章 処女喪失前菜である美月のファーストキスを奪い、その唇を十分堪能した拓也は、いよいよメインディッシュをたいらげにかかる……
「ひっ……」
激しい葛藤を繰り返していた美月の心は、拓也の一喝で恐怖一色に染まる。男に怒鳴られたら命令に従うしかないという回路が、彼女の脳内にできつつあった。
「あ……あり、ます……」
ブルブルと震えながら、真実を告白した美月。恐怖に支配される形で問いに答えたが、決して羞恥心が消え去ったわけではない。自慰行為に耽っていることを認めた瞬間、体内を巡る血液が沸騰しそうなほどの恥ずかしさを感じた。
「そっかぁ、やっぱりあるのか」
「うぅ……」
「……それで、覚えたのはいつだい?」
「えっ?」
「だから、いくつくらいのときに、オナニーを覚えたのかって聞いてんだよ」
「そ、そんなこと……言えません……」
いくらなんでも、こんな質問には答えられない。人間の尊厳に関わるようなレベルに達している。だが、拒否を貫けるほど、美月の立場は強くなかった。
「聞かれたことは、なんでも素直に話すって約束じゃなかったっけ?」
「あ、ああ……」
たしかに、そんな約束をしたのは事実だ。そして、守らなかったらどういう罰が待ち受けているのかもわかっている。今更ながら、自分には身体とプライドの両方を守る術はないのだと思い知らされる。身体を守るのなら、人としての尊厳すら捨てなければならないなんて……
「……約束、破るのか?」
「…………」
青い顔をふるふると横に振る美月。どうあっても、身体に取りかえしのつかない傷をつけられるのはいやなのだ。
「じゃあ、さっさと答えるんだよ。オナニーをはじめたのはいったいいつなんだ?」
「え、ええと……その……」
震えながら、美月は必死に記憶をさかのぼる。
「ちゃ、ちゃんと……は、はじめたのは……ちゅ、中……二……くらい、です……」
禁断の告白を、喉が焼かれるような思いで、ひと言ひと言紡いでいく。今もなお、自ら晒している処女膜を男に覗かれるよりよほど恥ずかしい。だが、そのセリフの中に余計な尾ひれがついていたため、美月は今以上の羞恥地獄へ堕ちるハメになる。
「……ちゃんと?」
「えっ?」
「って、ことはつまり、ちゃんと、オナニーって認識してない時期があったってことだよな?」
「あ、あああぁ……それはぁ……」
余計なひと言から、さらなる過去の淫らな秘密を暴かれてしまった。美月は自分のうかつさを呪うが、もう遅い。
「なあ、美月はいったいいつからおまたをいじって悦んでたんだ?」
容赦せずに、追い込みをかける拓也。もう美月は思考することもままならず、震えながら、イヤイヤを繰り返す。
「もう……許してください……ホントに、許して……許してぇ……」
「ダメダメ、聞かれたことは全部正直に答える。そういう約束じゃないか」
「あううぅ……」
またもや約束のことを持ち出されて、美月は追い詰められる。適当なことを言って追及をかわそうとも思うのだが、ウソだとバレたらその時点で終わりだ。身体さえ守れなくなってしまう……
「早く答えろよ」
「え、えと……ろ、六、七年前、くらい……」
切羽詰まった美月は、記憶に残る時期をそのまま口にしてしまった。ただ、この答えは拓也の予想を超えていた。
「六、七年前っ? って、そのときは、おまえまだ……」
「いやぁ……言わないでぇ……」
「おいおいおいおい……そんな頃から、オマ○コいじってイキまくってたなんて……」
「ち、違いますっ、その頃は、ただ、漠然と……なんとなく……その、き、気持ち、いい……って、だけで……」
「じゃあ、はじめてイったのはいつなんだよ?」
「そ、それは……」
言えば言うほど、泥沼にはまっていき、美月はあらたな恥辱の告白を強いられる。だが、ここまでくると、ひとつやふたつ恥の上塗りをしたところで、失うものなどないんじゃないかという気分になっていた。それに、早く終わりにしたいという気持ちもあった。
「え、と……ちゅ、中二の、とき、です……」
「ああ、なるほど。中二のときに、ちゃんとしたオナニーのやり方を知って、イクことも覚えたって感じか」
「…………」
激烈な恥辱の連続でクラクラする頭をどうにか頷かせた美月。これでようやく話が収束したように思えたが……
「そっか、それで、今はどのくらいのペースでオナニーしてるんだ?」
拓也は最初に答えを聞きそびれた質問を、もう一度口にした。
「そ、それは……しゅ、週に……一回、くらい……です……」
最初はどうしても答えられなかった問いに、美月はさほどためらうことなく回答した。自分の秘めたる性の歴史を根こそぎ暴かれ、内心を丸裸にされた今、これだけを秘密にしても、男を怒らせるだけでなんの意味もない。服も下着も全部取られたあとに、靴下だけ脱ぐのを拒否するようなものだ。
「週に一回かぁ……思ったよりも少ないんだな……」
「で、でも、ウソじゃないです……」
そもそも、オナニーという行為に、美月は大きな罪悪感を持っている。本当ならしない方がいいとすら思っているので、普段はできる限り自制していた。ただ、どうしてもガマンできなくなると、悪いことをしているという思いを抱えながら、自分を慰めてしまうのだ。
「するときは、毎回イクのか?」
「…………」
操られるように、赤い顔を頷かせる美月。性的な昂ぶりがどうしても抑えられなくなったときにするので、だいたいはほんの一、二分で絶頂に達していた。
「そうか……そうかぁ……」
オナニーにまつわる話をひととおり聞き出して、拓也は満足げにそう呟いた。ただ、これでようやく本筋に戻るだけで、美月の恥辱タイムが終わるわけではない。
「さて、それじゃそろそろ、美月のオナニーを見せてもらおうかな?」
「っ……」
「俺が飯を食い終わるまでに、三回イってみせるんだ」
「さ、三回……?」
「ちなみにこのくらいの弁当だと、十分もあれば楽勝で完食しちゃうぞ」
「あああ、そんな……」
普段ひとりでするときの所要時間を単純加算すれば、十分で三回イクことは可能だ。しかし、なににも邪魔されることのない自室でひっそりと行うのとはわけが違う。ギラつく男の視線に晒されながらやらなければならないのだ。一度だって達することができるか怪しい。しかも、美月には連続してオナニーをした経験すらないのだ。
「じゅ、十分で三回なんて、絶対無理です!」
過酷な条件に、たまらず美月はそう訴えた。だが、拓也は取り合わない。
「やってみなきゃわからないだろ? それに、俺の前でするオナニーは、普段よりはずっと気持ちのいいものになると思うけどなぁ」
「そ、そんなこと……ないです……」
「でも、美月は恥ずかしい秘密を打ち明けながら、ずぶずぶに濡らしちゃうようなマゾなんだし」
「えっ?」
「ほら、自分のオマ○コ見てみろよ? さっきよりずぶ濡れになってるぞ」
「――っ!」
拓也の言葉につられて、モニターに映る自分の秘部へ視線を向ける。相手の言うとおり、そこは一面べっとりと隙間なく濡れており、愛液のしたたりは、腰を預けている拘束器具の座面まで達していた。
「いっ、いやぁ……」
「痴漢プレイのときから思ってたけど、美月は恥ずかしい思いをすればするほど感じちゃう、真性のマゾなんだよ」
「わ、私、そんなんじゃ……ああ、絶対違いますっ……」
ふるふると顔を振って否定する美月。自分がそんな変態性癖を持ち合わせているなんてあり得ないと思った。そう信じたかった。
しかし、現実は残酷だ。美月の思いとは裏腹に、粘膜からは現在進行形で、トロトロと粘っこい樹液があふれ出してきているのだ。
「まあ、マゾじゃないって言い張るならそれでもいいけど、ノルマの三回は変わらないから」
「ああ……」
「あー腹減った。それじゃ、いただきまーす」
「えっ? あっ、そんな……」
いきなり話を打ち切り、弁当のふたを開けた拓也を見て、美月は激しく動揺する。正直、まだ心の準備ができていない。
「ちょ、ちょっと待ってくださいっ」
「やだよ。腹減ってるんだから」
拓也はおろおろする美月の目の前で、あらかじめひと口サイズに切れている和牛ステーキを箸でつまみ、そのままパクっと頬張った。
「……んー、んまい。さすがはひとつ五千円のステーキ弁当だ」
「…………」
何千円もする高級弁当が存在するのは当然知っていたが、実物を見たのははじめてだ。だが、弁当の値段に驚いている暇など美月にはない。
(は、早くはじめないと……)
覚悟を決めた美月は、粘膜を拡げていた指をするするとずらしていき、もっとも敏感な突起を、人差し指の先でちょんと刺激する。
「ひぁ……」
瞬間、ビリっと強い電流が脳天を突き抜けて、ぶるんと白い太腿が震えた。
「お、はじまったか」
「あっ、いや……」
男の視線が弁当からこちらへ戻ったことに気づき、美月は反射的に手をとめた。どれだけ割り切ったつもりでも、やはり自慰行為を他人に見られるのは死ぬほど恥ずかしい。
「なんでやめるんだ? そんな調子じゃ、三回なんて絶対無理だぞ?」
そう言って、拓也は美月へ視線を向けたまま、あおるように弁当をひと口、ふた口と食べていく。
「ああぁ……」
みるみると残り時間が減っていくのを目の当たりにして、美月の顔に焦りの色が浮かんだ。最悪の結果を避けるためには、どれだけ恥ずかしくてもやらなければならない。
「んっ……あっ、あぁん……」
とまっていた人差し指を再び動かし、コリコリと優しいタッチで肉芽を撫で回しはじめる。
「あっ……んんっ、あんっ……んあんっ……あはぁん……」
いつもどおりの力加減でクリトリスをいじっているのだが、クンニ責めで強い刺激に馴染んでしまったため、すぐに物足りなさを感じる。もっとと要求する身体に応じて、美月は指に力を込めていく。
「あぁん、んっ、あんっ……んふん……んんっ、あっ、うふん……」
ビリビリと強い快感が全身を駆け巡り、美月はうっとり目を細めて、甘い吐息を漏らした。さらに快楽を得ようと、中指も参戦させて、二本の指で突起を挟みこみ、上下にこすりたてる。それは、自分で試行錯誤しながら見つけた、もっとも感じるやり方だった。
「あっ、あっ……んっ、あんっ、あはぁん……んっ、あんっ……んんん……」
「なるほど、指でクリちゃんを挟みながら、シコシコするのが気持ちいいんだな?」
「えっ? あ、ああ……こ、これは……ううぅ、いやぁ……」
指遣いを指摘され、美月は激烈な羞恥に身をよじる。オナニーに関するもっともプライベートな部分を暴かれたような気分になった。それも、強要されたのではなく、自ら見せてしまったのだから、その恥ずかしさは尋常じゃない。
「なに恥ずかしがってるんだ? 一番感じる方法でどんどんアクメをキメていかないと間に合わないぞ?」
「わ、わかってます……わかってますけど……ああ、もう見ないでぇ……」
「見世物のくせに、なに言ってんだよ? やる気がないんなら、早食いして飯をさっさと終わらせちゃうぞ?」
拓也がわざとらしく弁当をかっ込んでみせると、羞恥で真っ赤だった美月の顔が一気に青ざめる。
「待ってぇっ、やっ、やるから……ちゃんとやりますからぁ……あっ、あぁん……んっ、ああんっ……」
とまりかけていた指をあわてて動かし、オナニーを再開させる美月。それを見届けた拓也は、食べかけの弁当を一度床に置いた。
「その調子で気合い入れてオナるんだったら、特別に初回のアクメまでは飯を食わずに見ててやってもいいんだけど……どうする?」
「あっ、ああ……お、お願いしますっ、お願いしますぅっ」
制限時間が少しでも延びるのであれば、それに越したことはない。美月はためらうことなく哀願した。
「じゃあ、俺をしっかり見て、オナニーを続けながらこう言うんだ。オナニーをして、アクメをキメる美月のいやらしい姿を、どうぞご覧ください……って」
「っ……」
とても口にできない淫猥なセリフを要求され、美月は身体を恥辱のあまり、ぷるっと震わせた。しかし、言わなければ拓也が食事を再開するのは目に見えている。
(大丈夫……さ、さっきだって、言えたじゃない……)
少し前、今と同じようにいやらしいセリフを強要されたが、演技だと自分に言い聞かせてなんとか言いきった。今回だって、言えるはずだ。
「あっ、んあん……」
コリコリと肉芽をいじり続けながら、美月は濡れた瞳で拓也へ視線を送る。
そして……
「あ、あぁん……オ……オナニーをして……んっ、あん……ア、アクメを……キ、キメる……ああぁんっ」
ギラつく拓也の視線を感じながらいやらしい単語を口にすると、刺激している肉芽からビリビリと強烈な電流が発生して、全身を駆け抜けていく。それがひと巡りして中心に集まり、秘奥を熱くさせていくのを感じながら、美月はセリフの続きを紡いでいく。
「み、美月の……い、いやらしい、姿を……あっ、あはん……どうぞ……んっ……ご、ご覧、ください……んっ、あっ、んふぅん……」
言い終わる頃には、熱を帯びた子宮がうずくのか、美月はわずかだが身体をくねらせていた。とても、時間延長のために割り切ってセリフを言ったようには見えなかった。
●第十章 お漏らし鑑賞会ひとり先に目覚めた美月は、尿意を催す。鎖で繋がれているためトイレには行けず、拓也も離れて寝ているので起こすことができない。やがて限界を迎えた美月は……
●第十一章 朝のご挨拶奉仕美月に奴隷の作法を厳しく教え込む拓也。朝はまず御主人様の朝勃ちを静めなければならないと教えられ、美月は生まれてはじめてのフェラチオ奉仕をはじめる……
●第十二章 つかの間の安息昨日からなにも食べていない美月は、空腹に負けて弁当を食べはじめる。その間拓也は手を出さず、穏やかな食事となるが、美月の屈辱の時間は食後に待ち受けていた……
●第十三章 開発という名の肉体改造昨日のセックスでは苦痛しか感じていなかった美月のGスポット開発がはじまる。拓也はクリトリスでじわじわと美月の性感を昂ぶらせてから、的確にGスポットを刺激しはじめる……
●第十四章 屈服する少女の身体美月をGスポットでイカせたあと、拓也はその勢いでセックスになだれ込む。セックスでは絶対に感じないと内心密かに抵抗する美月だが、あらたな性感帯として開発されたGスポットを、ペニスに埋めこまれた真珠でえぐられると……
(もう、次に進んでいいみたいだな……)
美月が強い生理的嫌悪の壁をひとつ突破したとみて、拓也はあらたな命令をくだす。
「じゃあそろそろ、舐めさがっていってくれ」
「んんっ……?」
「そのまままんべんなくペロペロしながら、チ○ポの下の方を舐めていくんだ」
「は、はい……」
「舐め残ししないように、チ○ポの裏側も全部ひととおり舐めるんだぞ?」
「わ、わかりました……」
緊張の面持ちで頷いたあと、美月は再び舌を差し出した。
「ん……ふ……」
これまで舐めていた鈴口の周辺をまんべんなく舐めはじめる。
(こ、これで、いいのかしら……?)
鈴口を中心に円を描くように舐めながら、美月は拓也を見あげた。
「…………」
視線が合った拓也は、緩んだ顔をこくりと頷かせた。それを見てひとつ自信をつけた美月は、認められたやり方で舐め奉仕に熱を入れていく。
「んんっ、んっ……ふぅん……んっ……んうっ……」
ゆっくりと回るように、美月は先端から舐め降りていく。味にもすっかり馴れて順調に裏筋付近まできたが……
「んっ……んんっ?」
ざりっとかさついた、薄皮のはがれるような感触が舌先に走った。直後、これまでとは違ったすえた味が拡がりはじめる。
「そのあたりはチンカスが溜まってるんだ」
「っ……」
汚辱にまみれた単語が耳に入り、美月は肌をざわつかせた。だが、神経を逆なでするような拓也のあおりは、これで終わらない。
「それに加えて、昨日のセックスでついた、ザーメンや愛液の乾いたカスもある。そうそう、処女膜が破れて出た血も混じってんじゃないか?」
「っ……」
「そう考えると、これは世界にひとつのチンカスってことになるな」
「ううぅ……」
胸がムカムカするような汚辱に合わせて屈辱までも込みあげてきた。自分の純潔を奪った凶器に唇を寄せて、その痕跡を舐めとらなければならないなんて……
「ほらほら、一生に一度の貴重なチンカスを味わってみろ」
「ああ……は、い……」
くやしげに眉をたわめながら、美月は震える舌を差し出して、裏筋へ押しあてる。
「ん……んっ、くっ……」
カウパーより数段キツい味が口内に拡がり、胃のむかつきが戻ってくる。しかし、ここで嘔吐いたら、もっともひどい汚物を口にしなければならない。
(それだけは、いや……)
こっちの方がまだマシであると自分に言い聞かせて、美月は汚辱感をぐっとこらえて裏筋をペロペロと舐めていく。
「んうん……んっ、んんっ……んっ、む……」
「エラの裏側に舌を差し込んで、こびりついてるチンカスを全部舐めとるんだ」
美月は指示どおりにカリ首の裏へ舌を入れ、恐る恐るラインに沿って滑らせる。
「んんぅ……んぇ……ぇ……んぐっ……」
舌先とエラの裏側がこすれると、カスがざりざりとはげ落ちてくる。
自分の舌は垢すりで、出てきたカスは男の排泄器官から出た老廃物だ。そんな汚辱のイメージができあがった瞬間、反射的におう吐感が込みあげてくる。
「うっ、くっ……んんっ……」
ぐっと全身を強張らせ、美月は吐きそうになるのを必死にこらえる。ただ、はたから見ればほとんど嘔吐きの動作と変わらない。違いは、口を開けておえっと派手に声をあげたかどうかくらいだ。
「んんっ……ぇぇ……んぅ……」
発作が治まると、美月はすぐにカリ首舐めを再開させた。今のを必死にごまかそうとしているのだ。
もちろん、拓也は全部わかっている。しかし、美月にアナル舐めをやらせる気はないので、指摘はしない。今は、このエラの裏舐めが気持ちいいので続けさせたいのだ。
「ああぁ、いいぞ美月。その調子でチンカス掃除を続けて」
「ふぁい……んん、むふ……んぇ……ぇぉ……」
舌を出したまま小さく頷いて、美月は溝に溜まったカスの掃除を続ける。その顔からは、懲罰を免れたという安堵感がにじみ出していた。汚穢な老廃物に対する嫌悪感も、初期の頃よりはずいぶん弱まっている。
「んむぅ……ぇぅ……んっ、んうぅ……んん……」
吐き気はほとんどなくなったが、カウパーのときと同様、口に溜まっているものを飲みこむ抵抗感はなかなか消え去らない。このままだと、またよだれを垂らして拓也に指摘されてしまう……
(の、飲まなきゃ……)
どのみち飲まされるのだ。だったら命令される前に飲みこんだ方が、拓也に与える印象だっていいに違いない。
「……んっ……んくっ!」
それが、奴隷的な選択だとも気づかずに、美月は口に溜まったカスを唾液と共に飲みこんだ。そして、直後に込みあげくるであろう、おう吐感に備える。
「っ……っ……?」
くっ、くっと、横隔膜が震えるものの、全身が強張るほどの衝動は襲ってこない。ほどなくして、わずかにあった吐き気は完全に消えた。
(よかっ、た……)
安堵しながら、やり遂げたような顔で男を見あげる。そんな美月の表情を見て、彼女が一歩ずつ奴隷への道を確実に歩んでいることを、拓也は実感するのだ。
「さあほら、チンカスはまだ残ってるぞ?」
「あ、はい……」
素直に頷いて、美月はまたカリ首の裏側へ舌先を差し込み、汚物を削り取っていく。
「んぇっ……んふ……ぇろ……んっ、んうん……」
汚辱の思いが消えることはないが、おう吐感はすっかりなくなった。美月の舌さばきが大胆になっていく。
「おっ、おおっ、いいぞ……美月、気持ちいいぞぉ」
「むふん……んっ……えぉ……っ……んっ……くっ……んくっ……」
拓也の快楽の声に合わせて、美月も奉仕しながら熱い吐息を鼻先から漏らした。カウパーのときと同様に、カスの味も気にならなくなったのか、ある程度口の中に溜まると喉を鳴らして飲みくだす。
そして、カリ首裏の汚れがあらかたきれいになったところで、拓也はあらためて訊ねる。
「で……どうだった? 一生に一度のチンカスの味は?」
「あ……」
そんな話は奉仕に集中していてすっかり忘れていたが、思い出すと屈辱感が再び込みあげてくる。ただ、どんな感情にまみれようとも、拓也の問いには答えなければならない。
「お……おいしかった……です……」
これしかないという答えを小さく震えながら口にした美月。それを聞いて拓也はうれしそうに目を細める。
「そっか、貴重な経験ができてよかったなぁ」
「…………」
「ロストバージンのときに出る血の味なんて、普通は知らずに終わるんだ。俺に処女を捧げることができてよかっただろ?」
「っ……」
「……よかっただろ?」
「は、はい……」
純潔は捧げたわけではない、奪われたのだ。しかし、美月にはその事実を曲げて頷く以外の選択肢はない。奴隷に堕ちるということはこういうことなのだと、ことあるごとに思い知らされる。
「ふふふ、そのうまかったエキスは、俺のチ○ポ全体にまだまだこびりついてるからな。よく味わって舐めつくすんだぞ?」
「ああ……はい……」
屈辱にまみれながらもう一度頷き、美月は再びペニスを舐めはじめる。
「んん……んふ……んっ、むふっ……んっ……れろ……」
裏筋から舐めさがり、青筋の浮いた幹へ舌腹をあてる。複数の粘液が混ざりあってできた味が口内に拡がった。それでも、カリ首にたまっていたカスを舐めとるよりも、垢をこそげとる感じがしない分、いくらかマシに思える。
「んっ……んんっ……」
イチモツに埋めこまれたシリコン球のコリっとした感触が、舌先に走った。瞬間、美月の背筋がぞわっと震える。この不気味な人工物に対する嫌悪感は決して消えてなくならない。
「そうそう、真珠は一個一個、丁寧に舐めるんだ」
「ふぁい……んっ、むふっ……んぅ……」
自分がどう思おうと、命令されたらそのとおりに動かなくてはならない。美月は眉をたわめつつ、竿に点在する醜いこぶを、余すことなく舐め回していく。
「むふん……んっ、ちゅっ……れろっ……んっ……んふっ……んん……」
やがて肉柱は美月の紡いだ唾液に包まれ、全体がねっとりと濡れ光るようになった。しかし、もういいぞという声がかかる気配はない。
「んふぅ……」
催促するわけでもないが、美月はペニスを舐め続けながら、様子を伺うように拓也を見あげた。
「ん? どうかしたか?」
「あ、あの……全部、舐め終わったような……気がしますけど……」
「そうか? 大事なところがまだだと思うけど」
「えっ?」
「ほら、その下にふたつ、大事なモノがぶらさがってるだろ?」
「――っ!」
そこも奉仕対象であるのではないかと薄々思っていたが、そうだとわかるとやはりショックを受ける。ペニスとはまた違う醜悪な形状をしており、匂いもキツい感じがするのだ。
「ただ、キ○タマはとってもデリケートだからな。これまで以上に優しく頼むぞ」
「っ……」
そう、ここは男の急所なのだ。昨日、反撃を試みたときに狙った箇所でもある。
(もし、思いきり噛みついたら……)
成功すれば、きっと拓也は大きなダメージを受けるだろう。しかも、舐めながら隙を見て噛みつけば、まず回避はできないはずだ。
「……どうした?」
「あっ、す、すみません……」
反射的に謝って、美月はペニスの付け根にもう一度舌を這わせた。そして、ペロペロと舐めくすぐりながら、ゆっくりと皺の深いたるんだ玉袋へ降りていく。
「んっ……くっ……んっ、ふくっ……」
これまで以上の悪臭が、鼻孔へ容赦なく入りこんでくる。それがツンと脳天へ抜けたあと、ひさしぶりに横隔膜がびくっと震えた。
「くっ……」
それでも、少しずつ耐性ができてきている美月は、そこから大きな嘔吐きの動作に入ることなく、どうにかこらえきった。そして、発作を未然に防ぐと、しわしわのぬめる皮へ舌を這わせはじめる。
「んっ……んんっ……うくっ……んん……」
風呂に入っていない人から漂う典型的なすえた匂いに顔をしかめるが、どうにか耐えながら、美月は玉袋を舐め続ける。そして、多少の馴れを感じたところで、ちょっと前の思考がよみがえってきた。
(このまま、噛めば……)
拓也にダメージを与えることは確実にできるだろうが、ここから逃げ出せるかどうかはわからない。もし、脱出が叶わなかったら、その後の報復は熾烈を極めるだろう。アフターピルはなかったことになる上、身体中にピアスの穴を開けられるかもしれない……
「ふむぅ……んっ……えぉ……んん……」
失敗したときのことを考えると、とても反撃に出る勇気はでなかった。自分を守るため、美月はひたすら従順に玉袋を舐めさする。
(やっぱり、無茶はしないかぁ……)
当然のごとく、拓也も急所を晒すリスクを認識していた。容赦なく噛まれたら、今後の調教などできないほどの痛手を負うだろう。なので、被害を最小限に留めるべく、首輪の電撃を放つリモコンを気づかれないようにこっそりと握り締めていた。
ただ、その用意はいい意味で無駄に終わりそうだ。
「はむん……んっ、ふぅん……んっ、れろ……」
美月は、すっかり諦めた感じで玉袋を舐め続けている。拓也の隙をうかがうような素振りも見せず、集中して舌をペロペロと動かしていた。
(もう、大丈夫だな……)
玉舐め奉仕がはじまってから密かに緊張状態を保ってきた拓也だが、そろそろ大丈夫だと踏んで気を緩める。このあとは純粋に美月の愛撫を堪能すればいい。
「あー、いいぞ美月……でも、もう少しだけ強く舐めてくれ」
「ふぁぃ……むふん……んん……えろ……んっ、ふっ……んうん……」
静かに頷いて、美月は舌先に力を込める。すると、コロコロとした睾丸の存在がはっきり感じられるようになった。ここで、あの悪魔の子種が作られているのだと思うと、噛みちぎってしまいたい衝動にかられる。
(ダメ……)
短絡的な行動をしないよう、自分を必死に抑えこむ美月。噛みちぎってしまえば、今後は中出しされることがなくなるかもしれない。しかし、子宮の中では今現在、男の精液が我が物顔で泳ぎ回っているのだ。これをどうにかしない限り、今後もなにもない。
今の自分ができるのは、必死に媚びて拓也からアフターピルをもらうことだけだ。情けないが、それしかないのだ。
「むふぅん……んん……んふっ……んぅん……」
「どうだ? 俺のキ○タマはうまいか?」
「んっ……んん……はぃ……おいひい、れす……んふぅ……」
奴隷らしく振る舞う必要があると強く意識したせいか、美月はねっとりとした視線を拓也に向けて、ペロペロと玉袋を舐めたまま、相手が求めるセリフを口にした。

女子校生、輪姦なし、凌辱、調教、監禁
おむつプレイ、潮吹き、ソーププレイ、泡踊り
浣腸、アナル開発、アナルセックス
●ページ数
40字×17行換算で169ページ
●販売価格
399円(税込431円)
●第十五章 萌芽する奴隷の自覚ベッドで拓也と抱き合いながら目覚めた美月は、寝ている間におむつを穿かされてしまったことに気づく。拓也の命令により、そこへ放尿させられたあと、美月は二度目の朝の奉仕に挑む……
●第十六章 堕落を誘う、おねだりと潮吹き自力で射精まで導けた美月は、達成感と同時に強い性的興奮も覚えていた。それを見逃さず、拓也は美月が望めばGスポット責めでイカせてやってもいいと訊ねる。葛藤する美月だが、秘奥のうずきをこらえることができなくなって……
●第十七章 セックス奴隷誕生風呂へ入ることにした拓也は、美月にソーププレイをするように命じる。ひとつひとつ教えられながら、美月は全身を使って拓也の身体を洗っていく。しかし、秘部をこすりつけるプレイで中途半端に昂ぶってしまった美月は、どうしてもセックスしたくなり……
●第十八章 人をやめるそのときとうとう快楽堕ちした美月に、アナル開発をはじめると告げる拓也。従順に調教を受けようとする美月に、拓也は密かに座薬型の浣腸を施した。浣腸されたとは気づかない美月は、猛烈な便意を催して……
●第十九章 ラストバージンを捧げる悦び洗腸を終え、本格的なアナル開発がはじまる。美月のアナルは、今日のうちにもアナルセックスができそうなくらい、柔軟性に富んでいた。アナルビーズを使ってアナルアクメを経験させたあと、拓也は美月にラストバージンをどうするか訊ねる……
●最終章 終身奴隷、美月身も心も拓也に捧げる奴隷になりはてた美月。ただ、一年経てばこの関係が終わることを知っている美月は、不安に駆られて……
花びらに拓也の指先がツンと触れた瞬間、美月はぷるんと白い太腿を震わせた。
そのまま太い指が煮えたぎる粘膜へ入ってきてくれると思ったが、拓也は美月の期待どおりには動かない。
「いやぁ、オマ○コの周りまでべっちょべちょだな」
「あ、あぁん……」
「美月はどうして、こんなにオマ○コを濡らしてしまったんだ?」
じらすように花びらの周りをなぞりながら、拓也は意地悪く訊ねた。
「あ、ああ……それはぁ……」
少し前に聞かれて、答えられなかった質問だ。しかし、今の美月は快楽に従順で、淫らな生き物に生まれ変わっている。
「美月が、オ、オマ○コを濡らしてしまったのは……御主人様の、お、おチ○ポを、お、おしゃぶりして……興奮してしまったからです……」
「ふふふ、そうか、そんなに俺のチ○ポがうまかったか」
「は、はい、おチ○ポおいしかったです」
「うーん、それじゃザーメンはどうだった?」
「ザーメンもおいしかったですっ」
「キンタマは?」
「おいしかったですっ」
「チンカスはどうだ?」
「おいしかったですっ! ああんっ、ねえっ!」
どうでもいいような質問ばかり続き、とうとう焦れた美月は、キレ気味に叫んだ。その腰はいつからか、くねくねといやらしくうごめいている。
「うううぅ……も、もう、じらさないでぇ……お願いしますぅ……」
「じゃあ、どうしてほしいか、具体的に言ってみろ」
「中に……オマ○コの中に指を入れてください……いっぱい、いっぱい中をいじってぇっ!」
「こーんなふうにか?」
美月の答えに満足して、拓也はついに人差し指と中指をぬるりと粘膜へ突き入れた。
「ひあああああああああああああああああああぁっ!」
ようやく渇望していた刺激をもらって、美月は歓喜の叫びをあげた。拓也も今度は焦らしたりせず、ぬたぬたと二本の指を肉壺にもぐりこませていく。
「んっ、あっ、ああんっ、きたっ、あああっ、中にぃ……」
「美月は、こんなふうにオマ○コをいじってほしかったんだな?」
「はいっ、んっ、ああっ、そうですっ……んんっ、あああっ、やっと、やっとぉっ……んっ、あああああんっ」
うずきにうずいた肉襞を、指で直接こすられる刺激は、たまらなく甘美だった。まだ、Gスポットへの刺激はないのに、美月はうっとり目を細める。
「んんっ……あっ、あはん……んっ、ふぅん……」
「ふふふ、今日は潮を吹かせてやるからな」
「んあんっ……し、潮……?」
「知らないか? 気持ちよくなった女が、びゅーってオマ○コからくじらみたいな潮を吹くんだ」
「あ、ああんっ……き、聞いたことは、んっ、あります……けど……あんっ」
中学時代に、女子の間で一度だけひっそりと話題になったことがある。ただ、そのときは都市伝説のような扱いだったので、誰も本当のことだとは思わなかった。もちろん、美月も。
「その様子だと、信じちゃいないな? じゃあ、論より証拠だ。実際に自分で体験してみろ」
すべての女が潮を吹くわけではない。そのことは拓也もよくわかっている。ただ、どういう女が吹きやすいタイプなのかということも知っている。
嬉ションする美月は、絶対に潮を吹く。拓也はそう確信していた。
「ひぐっ!!」
絶対に潮を吹かせると意気込んで、拓也は浅瀬でゆるゆると動かしていた二本の指を、奥へずぶりと突き入れた。
「さあ、いよいよ本番だぞ」
奥へ差し込んだふたつの指を鈎(かぎ)状にすると、小刻みに動かしながら、つぶつぶの天井を刺激していく。
「んっ、あっ、あんっ……んんっ、あっ、ひっ……んああああああああああぁんっ!」
ある程度指を引いたところで、美月が大きな叫び声をあげた。二本の指先がGスポットを捉えたのだ。
「おっ? 命中したか」
捉えた肉壁にぴったり二本の指の腹を押しあて、ゆっくり前後に動かしはじめる。
「ひっ、あっ……あああっ、んっ、あっ、あっ、あんっ、あはんっ」
「ほら、これがほしかったんだろ?」
「あんっ、んっ、あっ、はん……ああっ、はいっ、これっ……ああっ、これがっ、んっ、ほしくてっ、あっ、はあんっ」
ついに本命の快楽を味わい、美月は悦びながらコクコクと頷いてみせた。
昨日のセックスで徹底的に開発されたおかげで、美月のGスポットは最初から単独で感じることができる性感帯に成長していた。
「ほら、ほら、汁気もすごいぞ。指を動かすたびにぐっちょぐっちょ言ってる」
「んぅん、あっ、やんっ……恥ずかしいっ、んっ、あんっ、んふぅん……」
「恥ずかしがるのは、潮を吹いてからにしろ」
そう言って、拓也はGスポットをこする力を強めていく。
「ひっ、うふんっ、んっ、あんっ、いいっ、ああっ……感じるっ、んっ、ああっ、そこいいっ、ああんっ、そこ気持ちいいっ」
猛烈な快感に酔いしれる美月。だが、ごりごりと天井をこすられうちに、あの感覚も込みあげてくるようになった。
「あんっ、いいっ、気持ちいいっ……んっ、あっ……はぁん……ううっ……んっ、んんんっ……」
瞬間、美月はきゅうっと身体を強張らせた。しかし、それはアクメの前兆行動ではない。
「あっ、ああぁっ、ダ、ダメぇっ……んっ、あん、いやんっ、んっ、ああっ、いやっ、あんっ、ダメぇっ……」
美月が漏らすあえぎ声のトーンは、変わらず甘ったるいままだが、節々に否定的な言葉が混じるようになってきた。ただ、快楽を否定しているわけではない。
(あっ、ああ……どうしてぇ……?)
美月は急激に込みあげてきた尿意に戸惑っているのだ。おむつに放尿させられてから、それほど時間は経っていない。普通ならこんなに短時間で、催すはずなんてないのに……
「どうした? いやいやダメダメ言ってるけど、気持ちよくないか?」
「そ、そんなことは……あっ、んんっ、気持ちいいです……んっ、ああんっ、でもっ……ああっ」
「でも……なんだ?」
「んふん……んんっ……あっ、ああっ、も……漏れちゃいそうなんですぅ……んっ、ああっ、いやぁんっ!」
隠していいことはないと思い、美月は正直に告白した。すると、拓也はニヤリと口元を歪める。
「ふふふ、それはもうすぐ潮を吹くって合図なんだぞっ!」
粘膜に入れている二本の指をさらに折り曲げ、肉壁をより強く圧迫するように、激しくこすり立てていく。
「ひあっ、んっ、あああっ、ダメっ、んっ、あうんっ、そんなに強くしちゃ……んんっ、漏れちゃうっ、んあっ、漏れちゃうっ!」
猛烈な尿意が込みあげてくる。ただ、嬉ションしたときとは感覚が違った。あのときは、絶頂の後追いをするように漏らしてしまったが、今はまだ頂点に達する感じがしない。
「大丈夫だ、これはお漏らしじゃないからっ」
「んあっ、でもっ、ああっ、漏れちゃうっ、また漏れちゃうっ……んっ、あっ、ああああああああぁーっ!」
大声をあげた美月がきゅーっと身体を強張らせた。
次の瞬間――
「出ちゃっ……っ」
美月が言葉を詰まらせたと同時に、びゅびゅうっと股間から見事な水柱が立った。
「吹いたぞっ、ほらっ、すごいだろっ!」
興奮しながら、拓也はぐいぐいと大胆にGスポットをこすり続ける。
「やっ、あっ、ああっ、やんっ、んっ、あっ、はぁ……」
拓也の指の動きに合わせて、じょっ、じょっ、じょっと、水鉄砲のような水流が美月の股間から細切れに放出される。だが、それも長くは続かず、数回吹いたところで収束した。
「どうだっ? 今のが潮吹きだぞっ?」
「んっ……ふぁぁ……あはぁ……」
ガマンのあとに放尿したときと同じような解放感に包まれる美月。ただ、深く考えられない状態なので、今のがただのお漏らしなのか潮吹きなのか、よくわかっていない。
「ほら、匂いを嗅いでみろ」
美月がまだ潮吹きという現象を信じていないと感じ取り、拓也は相手の身体にかかった潮を空いている左手ですくい取り、その鼻先へ近づけた。
「ん……」
反射的にすっと鼻から吸い込む。もわっとくるアンモニア臭もなく、ほとんど匂いはしなかった。たしかにおしっことは違う……
「どうだ? ションベンの匂いはしないだろ?」
「あ、ああぁ……はい……」
頷くしかなかった。本当に別の液体だと思った。
ただ、潮の正体は匂いのしない、生成されたばかりの小水だという説がある。拓也もそう思っていた。
しかし、いまは真実などどうでもいい。この場は美月に、小便ではない潮という体液の存在を信じさせればそれでよかった。
「これで美月の身体は、もっとスケベになったな」
「あぁん……」
またひとつ、淫らな身体に改造されてしまった。そしてこれからも、拓也の開発を受けて、知らなかった性の扉を開いていくことになるのだろう。
(私、もっといやらしい女にさせられるのね……)
しかし、興奮で頭がとろけている状態なので、あまり怖くは感じない。逆に妖しい期待を抱いてしまうくらいだ。行き着く先にどんな快楽があるのか、味わってみたいと思った。
「よし、それじゃ潮吹きアクメをキメさせてやるっ」
潮吹きは、物理的な刺激によって起こるものであり、エクスタシーと直接的な関係はない。しかし、両者が同時に起これば、それぞれの快楽が結びつき、絶頂感はより深くなる。
一度それを覚えてしまえば、その後は身体がほしがるようになり、絶頂と同時に潮を吹きやすくなるのだ。
拓也は、美月の身体をそこまで開発してやるつもりだった。
「んっ、あっ、ああんっ、あっ……あんっ、んふんっ」
Gスポット責めが再開すると、美月はさっそく切なげなあえぎ声を漏らしはじめた。潮吹きのときに覚えた解放感的なものから、ビリビリとした強烈な快感に切り替わる。
「あぅんっ、んっ、ああっ、いいっ……んっ、あっ、いいんっ……んっ、あっ、ああんっ」
「ふふふっ、イクときに潮を吹くと最高に気持ちいいらしいぞ?」
「んっ、あんっ……そんな……あっ、んっ……ああんっ、んふぅん……」
快楽に思考を支配されている美月は、恥ずかしがりながらも、期待を込めた瞳で拓也を見つめた。潮吹きアクメを体験してみたいという淫らな欲求が、どんどん湧きだしてくる。
「おうおう、いやらしくオマ○コ締めつけちゃって」
目だけではなく、身体の方も期待感を表すように、熱く濡れた粘膜がきゅうっと強く収縮した。そこをこじ開けるように、拓也は咥えこませた二本の指で、Gスポットを激しくえぐり抜く。
「あぁっ……んっ、あんっ……いいっ、気持ちいいっ……あっ、あんっ、そこいいっ……あっ、ああぁんっ」
雪肌の太腿をプルンプルンと震わせて、快楽にのたうつ美月。順調に頂点への階段を駆けあがっている。
「んっ、あうっ、んっ、あああっ、いいっ、んっ、あああっ、んっ、ひゃうっ……んっ、あはぁっ」
少しずつ、美月の身体が強ばり、背中が反りはじめる。
「んああっ、あっ、あああぁっ、ダメぇっ……んっ、ああっ、もうっ……んっ、あっ、やんっ、ああんっ」
「どうした? イクのか? それとも潮を吹きそうなのか?」
「あああぁっ……わ、わかりませぇん……んっ、あああぁっ、あぁんっ、でもっ、ああっ、漏れちゃいそうっ……あああっ、でも気持ちいいいいっ!」
どうやら、全身の硬直は、絶頂と潮吹き両方の前兆行動だったようだ。
「いいぞっ、そのまま潮吹きアクメをキメるんだっ!」
思惑どおりにことが進み、拓也は激しく興奮しながら、トドメを刺すようにGスポットを力強くえぐった。
「ひあああああぁあぁっ、あっ、やっ……んあああああっ……ああああああああっ!」
美月の身体がベッドの上でガクンガクンと派手に弾んだ。直後に、ピーンと全身がつっぱり、白い喉が限界まで反り返る。
「イクっ……んっ、あああっ、もうイクっ、あああああっ、出ちゃうっ、イキながら出ちゃうっ……っ……」
瞬間、美月の股間から、ぴゅううっと潮が吹き出した。
そして――
「んあああああああぁっ、イクっ……美月イっ、クうううううううぅっ!!」
潮吹きに続いて、ほしくてたまらなかった絶頂が追いかけてきた。
「あっ、んっ、ふあっ……んっ……あはぁん……」
じょっ、じょっと小刻みに潮を吹き続けながら、美月は強烈な絶頂感に酔いしれる。拓也の言ったとおり、尿意から解放される心地よさが加わったアクメは、最高に気持ちがよかった。これはやみつきになりそうな気がする……
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