■五秒だけ時間を止められるので女の子に浣腸してみた (全一巻)
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Information
●全一巻、amazon kindleストアにて発売中
 
Introduction
時間停止能力を隠し持つ男、瀬尾建悟。ただ、とめられる時間はわずかに五秒ほど。
エロ目的では微妙なことしかできず、能力はもっぱら盗みに活用していた。
ある日、電車の中で便意に苦しみ、ついには漏らしてしまう女性を目撃した。
激しい興奮を覚えたが、そうそう出くわすものではない。
だが、そのとき建悟はひらめいた。
五秒あれば、相手に気づかれることなく浣腸ができるのでは……?
さっそく試すことにしたが、いきなり見知らぬ相手にやるのはリスクが高い。
そこで建悟は、失敗しても大事にはならなさそうな援交女に、連絡をとることにした……

 

登場人物
●瀬尾 建悟(せお けんご)
一年ほど前、五秒だけ時間をとめる能力に目覚めた。以来、能力を盗みに利用し、それで得た金で生活している。
●岡田 梨奈(おかだ りな)
「りいな」という名前で援交している女。ギャルメイクがよく似合っていてかわいいが、NGばかりの塩援交を持ちかけるので、リピート客は極めて少ない。
 
 

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●属性キーワード
 浣腸、脱糞、全身リップ、陥没乳首
 アナル舐め、ポルチオアクメ、前立腺フェラ
●ページ数
 40字×17行換算で103ページ
●販売価格
 250円(税込270円)

「うっ……んんっ、あっ、うくっ……」
 ピストンするたびに、苦悶の表情をさらすりいな。スマホをいじる余裕もなくなっている。
(よっ、よしっ、大丈夫だっ、効いてるぞっ!!)
 りいなが便意を催していると確信した建悟は、相手の膝裏を抱えている両手にぐいと体重をかける。
「うぐっ……くあああああああああぁっ!」
 腰が浮いてマングリ返しの体勢になった瞬間、りいなは苦しげな悲鳴をあげた。
「やっ、やめてえええぇっ!」
「なんでっ? ちょっと体勢は変わったけど、脚以外は触ってないぞ?」
「でっ、でもダメっ……ああっ、これヤバいからあああぁっ!」
「だからなにがヤバいんだよっ?」
「あううっ、苦しいのっ! だからやめてっ、お願いっ、やめてお願いいいいっ!」
 ついにりいなの哀訴がはじまり、形勢が逆転したことを実感する建悟。だがもちろん、ここで許すはずがない。
「このくらいで苦しいはずないだろっ! うそつくなっ!」
「うそじゃないからっ、ホントに苦しいからっ……ああっ、一回やめてっ、お願いやめてえええぇっ!!」
「やだよっ、ここでやめたら時間内にイケなくなるかもしれないしっ」
「でもっ、ああっ、こっ、このままだと漏れちゃうっ……んああっ、ヤバいって、漏れちゃうってぇっ!」
「漏れる?」
「だからっ、うっ……うんちっ、ああっ、うんち漏れそうなのっ!!」
 さすがのりいなも、男に向かって便意を訴えるのは恥ずかしい。だが、もうためらっている余裕はなかった。
「うんちぃ? ガマンしろよ、そのくらい」
 そっけなく返した建悟だが、内心激しく興奮している。やはり、便意と羞恥に歪む女の顔は最高だ。
「無理っ、無理だってばっ、もうガマンできないっ……んあああっ、もう漏れるっ、ホントに漏れちゃうっ!!」
「えー? どうしようかなぁ?」
「ホントにっ、お願いっ、ホントにお願いっ、ホントにお願いいいっ!!」
 切羽詰まっているらしく、哀願を繰り返しながらなんとか逃げようと脚をばたつかせるりいな。しかし、建悟ががっちり膝裏をつかんでいるのでどうにもならない。
(そろそろヤバいかな……)
 この態勢のまま漏らされると、自分にも確実に被害がおよぶ。女がガマンできずに漏らす姿は見たいが、クソまみれにはなりたくないと思った。
「ねえお願いっ! うんちさせてっ、トイレいかせてえぇっ!!」
「……じゃあ、さ、うんちするところ見せてくれる?」
「え……?」
「トイレに行かせてやるから、そこでうんちをぶりぶり出すところ見せてよ」
「やっ、やだよぉっ、そんなの絶対無理ぃっ」
「どうして?」
「どうしてって、はっ、恥ずかしいからに決まってるでしょっ!」
 りいなにだって羞恥心は人並みにある。排泄姿を他人にさらすなんて、恥辱の極みに位置する行為だ。たとえ彼氏に頼まれても、絶対に断るだろう。
「ふーん……でもこのままだったら、結局漏らすところを俺に見られちゃうんじゃない?」
「そ、それはぁ……」
「しかも、服はうんちまみれになって、このあと遊びになんか行けなくなるぞ」
「やだあぁっ、それ困るうぅっ!」
「だったらどうすればいいんだ?」
 そう言って、決断を迫るようにぐいぐいとピストンを繰りだす。
「くあっ……んああっ、ヤバいっ、ヤバいって、ホントに漏れるうぅーっ!!」
「ほらほらっ、早く決めないと手遅れになるぞっ!」
「わっ、わかったからあっ、見ていいからっ、だからもうやめてっ、一回とめてえぇっ!!」
 背に腹は替えられない状況に追いこまれ、りいなはついに屈した。これ以上ピストンの名を借りた圧迫プレスを受けたら、絶対にこの場で漏らしてしまう。
「本当だなっ? クソするところを俺に見せるんだなっ?」
「見せるっ、見せるからぁっ!!」
「約束だぞっ、もしウソだったら――」
 ふと目に入ったのは、りいなの手にあるスマホ。建悟はそれを反射的に奪い取る。
「ああっ、なにするのっ!?」
「約束破ったら、このスマホをぶっ壊すっ! わかったかっ?」
「わかったからもう離れてっ、ホントに漏れるっ、漏れちゃううぅっ!!」
 そこでようやく建悟はペニスを引き抜いて、りいなから離れた。
「ううっ……」
 建悟の圧迫からは解放されたものの、いまにも漏らしてしまいそうな状況に変化はない。ベッドからどうにか起きあがったが、駆けだすほどの余力はなく、りいなはよろよろとトイレに向かう。
 建悟は先回りしてトイレの扉を開けてやる。が、なにも親切でやっているわけではない。りいなが扉を閉めて、鍵をかけられないようにするためだ。
「ふうううううぅ……」
 脂汗をたらしながら、どうにかトイレにたどり着いたりいな。そのまま便座に座ろうとするが、建悟に阻止される。
「普通に座ったんじゃ見えないだろうが」
「じゃ、じゃあ……どう、すれば……」
「便座の上に乗って、和式便所みたいにしゃがむんだよ」
「そっ、そんなの無理っ、恥ずかしすぎるって……」
「……スマホ壊されたい?」
 りいなのスマホを両手で持って、軽くねじってみせる。
「ああっ、やめてよっ……ひぐっ……も、もう、わかったからぁ……うっ、くぅ……」
 観念したようにがっくりと首を折ったあと、りいなはのそのそと便座の上に乗り、建悟と向かい合わせの格好でしゃがみこんだ。
「も、もう、出るぅっ……」
「ダメだっ! 俺がいいと言うまでガマンしろっ!」
「そ、そんな……んうううっ……も、無理だ……ってば……」
 しかし、スマホを壊されたくないので、建悟の言葉は無視できない。りいなは歯を食いしばって便意をこらえる。
「まだよく見えないから、スカートを持ちあげろ。それから脚を大きく開くんだっ!」
「うううぅ……恥ずかしいぃ……」
 逆らう気力も、ためらう時間もない。りいなは恥辱に震えながらも、建悟の指示どおりに両手でスカートを持ちあげ、太腿を開いていく。
「よーし、ようやくいい感じになったな」
 見事なM字開脚となり、秘苑も菊門も丸見えになった。そこで建悟はりいなのスマホを操作して、カメラアプリを起動すると、レンズを正面に向けた。
「あ、ああぁ、ま、まさか……」
「おまえがどばどばクソ漏らすところを、しっかり録ってやる」
「いやあぁっ、やめてやめてぇっ」
「動画ファイルが残るのは、おまえのスマホの中だから心配するな」
「でもっ、でもっ……ひぎっ――」
 瞬間、ぶばっと派手な放屁音が響き、一瞬めくれたアナルから、焦げ茶色の汚濁が少量漏れでた。
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■五秒だけ時間を止められるので女の子に浣腸してみた EPISODE 2
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Information
●全二巻、amazon kindleストアにて発売中
 
Introduction
五秒だけ時間をとめられる男、瀬尾建悟。
最近はその微妙な能力を使って、女の子にこっそり浣腸するといういたずらを繰り返している。
ただ、これまでうまくいったのは数人の援交女だけで、場所もホテルの中。
性癖に目覚めるきっかけとなった電車内では、一度も成功していない。
今度こそは成功させたいと意気込みながら、建悟はプラットホームに降り立った。
獲物を物色しはじめると、建悟はさっそく好みの女性を見つける。
それもそのはず、彼女は建悟が昔好きだった元同級生、福原真菜花だったのだ。
建悟は、電車を待つ真菜花のうしろに立ち、そっと浣腸を手に取った……

 

登場人物
●瀬尾 建悟(せお けんご)
五秒だけとめられる能力を使って女の子に浣腸し、脱糞させる悦びに目覚めた。その趣味が高じていまはSMプレイにも興味を持ち、援交女相手に精を出している。
●福原 真菜花(ふくはら まなか)
建悟と小中が一緒だった元同級生。建悟と会うのは、大学一年生のときにあったクラス会以来で、実に七年ぶり。数年勤めた幼稚園教諭をこの春にやめ、来月結婚する予定。
 
上巻

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●属性キーワード
 浣腸、電車内脱糞、緊縛
 Gスポット開発、潮吹き
●ページ数
 40字×17行換算で118ページ
●販売価格
 299円(税込323円)

「あの……福原さん、だよね……?」
 さほど迷うこともなく、建悟は真菜花に声をかけた。だまって眺めているより、その方が断然面白くなりそうだからだ。
「え? と……?」
 名字を呼ばれたので振り返った真菜花だが、相手がだれだかわからない。
 真菜花にとって自分はその程度の存在なのだと、あらためて思い知らされる建悟だが、気を取り直して話を続ける。
「ほら、小中で一緒だった瀬尾です、瀬尾建悟」
「あ……ああ、瀬尾くん!」
 名前を出されてようやく男の素性がわかった真菜花。特におかしな人物ではないと記憶しているので、警戒レベルがさがって表情も明るくなる。
「よかった、思い出してくれたみたいだね」
「ごめんなさい、すぐにわからなくて……」
「いやぁ、思い出してくれただけでうれしいよ。それだけ久しぶりなんだし」
「そうね……いつ以来かしら……」
「たぶん、最後に福原さんの顔を見たのは、大学に入りたてのころにあった中学のクラス会かな……?」
「ああ、あのときの……」
 クラス会のことはしっかり記憶しているが、建悟のことはよく覚えていない。いや、ひとつだけ思い出した。
「そうそう、あのクラス会で瀬尾くんが最難関の大学に受かったって聞いて、みんなですごいすごい言ってたのよね」
「ははは……」
 真菜花の言葉だと、たいそうちやほやされたように聞こえるが、実際はすごいと言われただけで終わっている。大学の名を出せば、女子からの扱いが変わるんじゃないかと期待してクラス会に参加した建悟だが、みごとに下心を打ち砕かれた結果となった。
 以来、建悟は一度も同窓会やクラス会といったものには参加していない。
「そうかぁ……瀬尾くんとはあのとき以来になるのかぁ……っ……」
 しみじみ呟いたあと、真菜花は眉根をぴくりと動かした。
(はじまったか?)
 まだ、わかりやすい反応はない。ただ、便意を自覚してもおかしくないくらいの時間は経過している。
「福原さんはたしか教育学部に進んだんだよね? だったらいまは、学校の先生をやってたりする?」
「学校じゃなくて、幼稚園の先生を……三月まで……ぅ……」
 さっきよりもキツく眉をたわめて、わずかに身体をひねった真菜花。どうやら確実に便意を催しているようだ。
「三月まで……って、あ、もしかして結婚、とか?」
「っ……はぅ……」
 下腹部に差しこむような強い痛みが走り、真菜花のきれいな顔がぎゅっとゆがんだ。タイミングがタイミングなので、建悟の問いが不快だったかのように見えてしまう。
「あ、ごめん、プライベートを探るようなこと聞いたりして……」
 真菜花の表情が崩れた理由を知りながら、建悟はわざと謝ってみせた。
「そ、そうじゃないの、瀬尾くんの質問がいやだったわけじゃなくて……」
「ホントに? 俺、空気読めなくてみんなにいやな思いさせちゃうことがよくあるからさ……」
「ぜんぜん大丈夫よ、わ、わたし、いやな気分になったりしてないから」
 体調が次第に悪化していることを、建悟には知られたくない。真菜花は無理矢理笑ってみせた。
「そう言ってもらえて安心したよ。じゃあ、あらためて聞くけど、福原さんは結婚されたの?」
 流れから、答えざるを得なくなった真菜花。ただまあ、ことさら秘密にするようなことでもないので、正直に答える。
「これから、するの……来月に……」
 左手薬指にはめられているのは、結婚ではなく婚約指輪だったのか。ただ、昔好きだった女がほかの男のものになるという事実は変わらない。ふつふつと嫉妬心が込みあげてくる……
「……そうなんだ、それはおめでとう」
 建悟は黒い感情をおくびにも出さず、祝福の言葉を真菜花に贈った。自分のものにならなかった女への復讐が、いままさに進行しているのだと思えば、いくらでも演技ができた。
「ありが、とっ……くううぅっ……」
 礼を言いかけたそのとき、再び強い腹痛が襲ってきた。真菜花はきゅっと全身を硬くして、苦痛のうめきとはっきりわかる声を漏らしてしまう。
(きたきたきたぁっ!)
 浣腸の効き目がいよいよ本格的に表面化してきて、建悟の興奮もぐんぐんと高まっていく。だが、こちらはその内心をいっさい明かすことなく、善良な元クラスメイトという役を続ける。
「だ、大丈夫? なんか、具合悪そうだけど……?」
「ぜ、ぜんぜんなんともないからっ、し、心配しないでっ」
「でも……」
「そっ、それよりっ、瀬尾くんはいまなにしてるのっ?」
 なんとか自分のことから話を逸らそうとして、真菜花はとっさにそう訊ねた。
「俺? 俺はいま、デイトレーダーをやってるんだ」
「え、と……?」
「株取引だよ。株の売買で利益をあげて生活してるんだ」
 まさか盗みで生計を立てているとは言えないので、人に仕事を訊ねられたらそう答えるようにしている。デイトレーダーであれば、昼間からブラブラしていてもおかしくないからだ。
「そうなんだっ……うくっ……ふっ、むぅっ……」
 再びぐっと身体を強張らせて、真菜花はポールをつかんでいる腕に力を込める。そしてついに、ごろごろと腸が鳴った。
「やっぱり、具合悪いんだよね?」
「ち、違うのっ……っ……ホントにっ、ぅっ、違う、からっ……」
 否定を続ける真菜花だが、まったく説得力がない。整っているはずの顔は苦しげにゆがみ、額から脂汗がにじみ出ている。
(ああっ、どうして急に……こんなっ……)
 朝に食べたのはフルーツグラノーラで、それにかけたミルクも昨日買ったものだ。とても食中毒を起こすとは思えない。なにより、電車に乗るまでは体調もすこぶるよかったのだ。なんの予兆もなく、これほど一気に腹がくだるなんて不自然すぎる。
 しかし、いくら考えても真実にはたどり着けない。時間をとめられているときに起こっていることは、絶対に認識できないのだから……
「ひぅっ……くっ、んうううぅっ!」
 そうこうしてるうちに、次の波が襲ってきた。ぐるるるるっと派手な腸鳴りが響き、大きな塊が移動して出口をずんとノックした。たまらず真菜花はくっと背を反らし、排泄孔をキツく締めつける。
 そのときの音とアクションがかなり派手だったので、周囲がちらちらと真菜花の様子を気にしはじめる。
(いやっ、見ないで……)
 ちくちくと突き刺さる複数の視線が真菜花の羞恥心をあおる。これ以上注目を浴びたくないが、もはや全身を使ってきばらないと便意に抵抗できない。
「くっ……んんんっ……ふっ、んくっ!」
 真菜花はくいっくいっと背筋を伸ばすように腹筋を使い、括約筋の決壊を狙う敵に対抗する。ポールをつかみながら動いているので、なんだかストリッパーが踊っているように見えなくもない。それがとても目立って恥ずかしいのだが、背に腹は替えられなかった。
(あー、これだよ、この雰囲気……)
 この性癖に目覚めたときも、車内はこんな感じだった。再現された光景に、激しく興奮する。ただ、あのときとはひとつ大きく違うことがあった。いまの自分はその他大勢の傍観者ではなく、猛烈な便意に苦しむ女と直接コンタクトができるポジションにいる。
「あの……トイレ……ガマンしてるんだよね……?」
 真っ赤に染まった真菜花の耳に顔を寄せ、そっと訊ねた。
「ふううぅっ……んっ、くうぅっ……っ……」
 頷きこそしなかったが、否定の言葉はもう出ない。催していると認めたも同然で恥ずかしいが、バレてもいいからだれかにすがりたくなっていた。それだけ、切羽詰まっているのだ。
「うくぅっ……せっ、瀬尾くんっ……」
 涙目で見あげると、真菜花はポールをつかんでいない方の手で、建悟の上着をきゅっとつかんだ。
「ふ、福原さん……」
 子どものころ、長い間彼女に片想いしてきたが、こんなふうに頼られた経験は一度もない。思わずきゅんとときめいたが……
「っ……」
 真菜花の左手薬指に光るものが目に入って、正気に戻る。
 この場を切り抜けてしまえば、この女はなにごともなかったかのように、婚約者の元に帰るのだ。自分にすがったことなんか、きれいさっぱり忘れて……
「ええと、困ったな……どうしたらいいんだろう……?」
 浄化しかけた復讐心がよみがえり、人畜無害な元同級生の演技が再びはじまる。
「そうだっ、お腹をさすってあげようか? 少しは楽になるかもしれないよ?」
「っ……っ……」
 真菜花は赤い顔をふるふると横に振った。いまさらさすってもらったところで、絶対に症状は改善しないだろう。逆に悪化する可能性の方が高い。
「こっ、これだけで、いいから……うっ、くっ……そ、そばに、いて……」
 これまたぐっとくるセリフだが、もう惑わされない。
「うん、わかったよ、福原さん」
 微笑んで頷いた建悟だが、内心は真っ黒だ。便意に苦しむ真菜花の表情をこんなに間近で拝めるんだから、願ってもない申し入れだなんて考えている。
「あり、がと……瀬尾くん……んっ、ふっ……んんっ……」
 自分と一緒にいてくれるのを、純粋な建悟の好意だと受け取った真菜花。それで勇気を得たのか、わずかに持ち直してきた。
「くっ……うううっ……んっ、ふっ……くぅっ……」
 建悟がそばにいてくれるおかげなのか、一時期よりも恥ずかしく感じない。その分、大胆に身体を動かすことができるので、いままでよりも強く括約筋を締めることができた。
「ふーっ、ふーっ、ふーっ……」
 大きな波がいったん去ると、苦しげなうめきが治まって荒い呼吸だけになる。清楚でおしとやかなイメージの真菜花が、顔を真っ赤にして脂汗を流しながら、激しい鼻息を漏らしている。
(すっげー顔してる……あの福原が……ああ、でも……)
 間近で真菜花の形相を堪能する建悟。しかし、その一方であせりも感じはじめていた。たったいま、停車しない三つ目の駅を通過したのだ。おおよそあと四分で、この電車は停車駅に着いてしまう……
「うくっ……んっ、んうううっ……くっ、んんんっ……」
 またひとつ、真菜花は便意の大波を越えてみせた。気づけば、大半の乗客が応援するような眼差しを向けている。建悟のような変態性癖の持ち主でなければ、車内で脱糞なんかされたくないと思っているので当然だろう。
「はううっ……んんっ、も、少し……んっ、くぅっ……」
 最後の通過駅が視界に入ったのか、真菜花は苦しみながらそう呟いた。ゴールが見えてくれば、人はがぜん頑張れる。心なしか彼女の瞳に生気が戻った。
(ちょっ、マズいっ……まさか……)
 逆に、建悟のあせりは増していく。しかし、これだけ周りの視線が集まっているので、無理矢理排泄を促すような真似はできない。
 結局、そのままの状態で電車が減速をはじめる。
(え、駅に、つく……)
 電車の減速を感じた真菜花がわずかに表情を明るくした。ついにこの地獄から解放されるのだ……
「――っ!」
 しかし同時に、建悟もやったという顔をした。なぜなら、減速ポイントが明らかに普通じゃないからだ。
 そして――
『停止信号です……しばらくお待ちくださぃ――』
 電車は駅よりかなり手前で停車し、車掌のアナウンスが車内に響いた。
「ぇ……そ、そん、な……」
 限界を越えてもなんとかこらえられたのは、ゴールのテープが見えていたからだ。電車の停止がイレギュラーなものだとわかった瞬間、それがふっと消えて目の前が真っ暗になり、気力だけで支えていた最終防衛線が崩壊する。
「ひぅっ――」
 短い絶望の悲鳴があがったと同時に、ぶびっという破裂音が車内に響いた。ついに真菜花が便意に屈服したのだ。
下巻

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●属性キーワード
 浣腸、自発的脱糞、緊縛、アナル開発
 アナルセックス、中出し、寝取り
●ページ数
 40字×17行換算で119ページ
●販売価格
 299円(税込323円)

「なっ、なんでもしますからっ!」
「えっ……?」
「瀬尾くんに満足してもらえるように、どんなことでもします、なんでもしますっ! だから、だからっ、中に出すのだけは許してくださいっ! お願いしますっ!」
 ほとんど破れかぶれで、真菜花は哀訴を繰り返した。実質建悟の要求には逆らえない状態なのだから、中出し以外はオールフリーだと明言したところで、失うものはないと思った。
「本当に、なんでもできるのか?」
「は、はいっ、わ、わたしができることであればなんでもっ!」
「じゃあ、次はアナルセックスだ」
「えっ?」
「聞こえなかった? 次は、アナルセックスをしようって言ったんだ」
「――っ……」
 なんでもするとは言ったが、そんな変態行為は想定していなかった。絶句した真菜花は、早くも後悔を覚える。
「なんでもするって言ったよな?」
「あ、ああ……でも……その……わたしが、で、できることじゃないと……」
「物理的に考えて、できないってのはおかしいぞ? ケツの穴がふさがってるわけじゃあるまいし」
「で、でも……」
「正確には、できないと真菜花が思ってるだけだろ?」
「それは……」
「というか、試したことすらないんじゃないのか?」
「…………」
「どうなんだ?」
「は、はい……」
 うそはつけず、真菜花は恥ずかしそうに頷いた。
「じゃあ、いま試そう」
「えっ?」
「もしアナルセックスができるんなら、全部解決するんだぞ? 俺は最後まで気持ちよく出せるし、真菜花も妊娠の心配をしなくてよくなる……だから、な?」
 自信ありげに誘う建悟。以前は経験がとぼしく、積極的にアナルセックスを誘えなかったが、いまは違う。浣腸を使って最初に堕とした梨奈を相手に、アナル開発からハメ方までひととおりのテクニックを身につけたのだ。それを駆使すれば、絶対に真菜花のアナルも攻略できると思った。
「でも……お、お尻でなんて……」
 そこはあくまでも排泄器官であって性器ではない。そんなところでセックスをするなんて、ホンモノの変態がやることだ。真菜花の倫理観的に受け入れがたい行為だった。
「なんだよ、なんでもするってのはうそだったのか?」
「そ、それは……」
「まあ、それならそれで、俺も心置きなくオマ○コに中出しできるから別にいいんだけどさぁ……」
 ふたりの体勢はセックスしていたときとほとんど変わっていない。だから、建悟が少し腰をずらすだけで、ペニスの切っ先がほころんで口を開けている秘唇の中心に触れる。
「ひっ――」
「ふふふ、今度は中にいっぱい出してやるからな」
 すでにペニスは完全復活を果たしており、建悟はそのまま体重をかけて挿入を開始する。ただ、今回はセックスするのが目的ではないので、そのスピードはとても緩やかだ。
「んああっ、ダっ、ダメぇっ」
「ダメって言われても、アナルセックスができないんじゃ仕方がないだろ?」
「あああぁ、だ、だって……きっと無理です……」
「だから、無理かどうかまずは試そうって話だったんだけど、忘れたか?」
「っ……」
「まあ俺は、気持ちよくなれるなら、オマ○コだろうがアナルだろうがどっちでもいいんだけどさっ!」
 そこで建悟はズンと力強く腰を突き出し、一気に奥まで貫いた。
「ひああああぁっ!」
「よーし、また子宮口に届いたぞ。次はここにザーメンをぶっかけてやる」
 決断を促すように、亀頭をぐりぐりと子宮口にこすりつけると……
「んあああぁっ、まっ、待ってぇっ! わかったから待ってっ!」
 たまらず真菜花が叫んだ。ペニスの触感を奥底で味わい、もう一刻の猶予もないと感じたのだ。
「わかったって、なにが?」
「だ、だから、ええと……た、試して、みます……」
「なにを?」
「その……ア、ア……アナル……セックス、です……ああいやぁ……」
 込みあげてくる恥辱と戦いながら、どうにか卑猥な単語を言い切った真菜花。しかし、建悟の反応はよくない。
「えー? もう面倒くさいなぁ、俺はこのままオマ○コに出したい」
「そ、そんなっ……ああっ、どうかっ、アっ、アナルを、た、試してくださいっ、お願いしますっ!」
「じゃあ、もう一回俺の気持ちをアナルに向かせるくらい、いやらしく誘ってみろよ」
「――っ……」
 『アナル』という単語を口にするだけで顔から火が出るくらい恥ずかしいのに、淫らに誘惑しなくてはいけないなんて……
(ああ、でももうやるしか……)
 即決できず、毎回傷口を拡げてしまう自分を呪いながら、真菜花は建悟におもねる視線を送り、唇を開く。
「ど、どうか……真菜花のア、アナルが、つ、使えるかどうか、試してください……もし、使えるのなら、お、お尻の中に、瀬尾くんの、せ、精液……いっぱい、出してください……」
 変態行為を自らせがむみじめさをぐっとこらえながら、真菜花は思いつくかぎりの言葉を駆使して建悟を誘った。
「……まあ、そこまで言うなら試してやってもいいけど、今度わがまま言ったら、即オマ○コに中出しだっ、わかったかっ?」
「はっ、はいっ!」
 これでもう、口答えしただけで中出しされても文句が言えなくなった。建悟に絶対服従を誓ったに等しく、避妊を諦めない限り、明日の朝まで奴隷同然の状態が続くことになる。
「よーし、それじゃ真菜花のケツの穴が、どのくらい開くか確かめてやる」
 イチモツを肉壺から引き抜くと、建悟は真菜花の膝裏をつかんでぐっと腰を浮かせた。それからその下に膝を差しこみ、まんぐり返しの体勢で固定する。
「ああっ……」
 ひとまず中出しの危機は去ったが、真菜花は安堵の吐息をつくこともできない。建悟の目の前で秘部とアナルをさらしているのだ。不安とともに強烈な羞恥が込みあげてくる。すでに身体を許してしまったが、だからといってそこを見られる恥ずかしさが消えてなくなるわけではなかった。
「まずは、ローションをたっぷり指にからめて……」
 そう言いながら、建悟はトロトロにほぐれている秘部へ指を差し入れる。
「ひああんっ、あっ、あぁん……んっ……あぅん……」
 意表を突かれて甲高い声を漏らした真菜花だが、指一本の刺激などいまさらたいしたことはなく、すぐに馴染む。
「こんなにオマ○コ濡らして、真菜花はすけべな女だなぁ」
 愛液を絡め取るついでに、建悟は復習がてら、真菜花のGスポットをくりくりと責めた。
「あぁんっ、いや、そんな……んっ、あんっ、あはぁんっ……」
 自分は性行為が苦手で、建悟の言うような女とは対極の存在だと信じてきた。しかし、いまはこれまで経験したことがないほど濡らしているし、好きでもない男の愛撫を受けて、またもや快美感を覚えてしまっている。
 もしかしたら、いままで知らなかっただけで、本当の自分は淫らなのかもしれないと、真菜花は不安になってしまうのだ。
「そろそろいいか……」
 ぬるりと肉壺から指を引き抜き、十分淫汁が絡みついていることを確認すると、今度はその下にあるセピア色のすぼまりに狙いを定める。
「ひっ――」
 指の腹が菊蕾の表面に触れると、真菜花は悲鳴を小さくあげて、ぐっと身を縮めた。
「こら、締めると無駄に痛くなるぞ?」
「あうぅ……で、でも、どうすれば……?」
「どうすればって、真菜花は得意だろ? 電車の中でやったときと同じように息めばいいんだよ、ぶりぶりぶりぃって」
「いやああぁ……」
 脱糞したときの記憶を掘り起こされると、死にたくなるほどの恥辱が襲ってくる。もう何度も同じような辱めを受けたが、けして馴れない。込みあげてくる恥ずかしさは、むしろ回を重ねるごとに大きくなっているような気がした。
「とにかく、痛いって言われても、自分で締めてるうちは取り合わないからな」
 そう告げると、建悟はいまだにきゅっとすぼまっている菊門を割り、つぷっと指を差し入れる。
「ひあああぁっ!!」
 あられもない声をあげて、真菜花はがくんと身体を震わせた。括約筋がさらにきゅうっと締まったが、建悟はかまわず指を奥にうずめていく。
「んあっ……いぅっ……くっ……うううっ……」
 ぞわぞわと真菜花の肌が粟立ってくる。出すことに特化した器官で、はじめて味わう逆の感覚は、とてもおぞましいものだった。
 この嫌悪感から逃れるため、反射的に異物を排泄しようとするが――
「ひうううっ、んっ、はあああぁっ!」
 排泄運動で括約筋が拡がり、逆に異物の侵入を助けてしまう。結果、建悟の指はずっぽりと根元まで直腸の中に埋まった。
「おおっ、一気に奥まで入ったぞ」
「いっ、いやっ……ああっ、抜いてぇっ!」
「……抜いて、だと?」
「っ……ちっ、違いますっ、間違いですっ! ぬ、抜かないでくださいっ、続けてくださいっ!」
 ここでこれが終わってしまえば、次にはじまるのは中出しセックスだ。真菜花はあわてていいわけをして、行為の続行を求める。
「そうか、間違いか。つまり、真菜花はこのままケツ穴をずぼずぼほじってほしいんだな?」
「は、はい……」
「じゃあ、しっかり間違いを正すため、俺がいま言ったみたいにお願いしてみろ」
「――っ……」
 ひどいセリフの強要を受け、真菜花は思わず閉口する。だが、拒否して失うものの大きさを考えれば、やらない理由はなかった。
「ああ、どうか、このまま……真菜花の……っ……お尻の、あ、穴、を……ず、ずぼずぼ、ほじって、ください……」
 建悟の言葉をなんとかトレースしようとしたが、途中でためらいが生じ、思わずひとつだけ別の単語に置き換えた。しかし、そこがセリフのキモなので、当然見逃してもらえるわけがない。
「こらぁっ、お尻の穴ってのはなんだっ?」
「ひっ……ご、ごめんなさい……ケ……ケツ穴のことですっ……うううぅっ……」
「クソ漏らしのくせに上品ぶりやがって。ほらっ、もう一度最初から言ってみろ」
「は、はい……どうか、このまま、真菜花の、ケ、ケツ穴を、ず、ずぼずぼほじってください……ああぁ……」
 みじめな思いに反応して、秘奥がひくひくと収縮する。同時に括約筋もすぼまり、咥えている建悟の指をきゅっと締めつけた。
(あー、いい締まりだ……)
 この中にずっぽしハメたら、さぞかし気持ちがいいだろうと建悟は思った。幸い、アナルセックスは無理だと思わせるほどの硬さは、いまのところ感じられない。
「まったく、いつまで俺に手間をかけさせるつもりだっ」
 吐き捨てるように言いながら、建悟はアナルに入れた指をぬーっと引きはじめる。奥底まですぼまっていた菊門が表に顔を出し、指に引きずられる形で隆起していく。
「んはっ、あああああぁっ……」
 排泄器官として正常な方向の刺激が加わると、これまでとはまったく別の感覚を覚える。排泄を促すために備わっているといわれる、出すときに味わうあの原始的な快美感だ。
 そして、抜ける寸前までいくと、建悟は再び奥へ指を入れていく。
「おくっ……うっ、くっ……ふあっ、んはああっ……あっ、んくっ、うっ……はうっ……」
 引いては入れて、入れては引くといったサイクルがはじまる。そして、指のピストン運動に馴染んでくると、挿入時の嫌悪感は薄らぎ、抜けるときの快感が際立つ。
「なんかずいぶん気持ちよさそうだな?」
「んっ、あふぅんっ……そっ、んな……んくっ……あっ、んんんっ……」
 戸惑う真菜花だが、気持ちよくなってきているのは本当のことだ。こんな変態行為で感じるのはなんとも情けないが、ぬーっと指を引き抜かれると、腰が浮いてしまうような切なさを味わってしまうのだ。
「だいぶいい感じなんで、そろそろ指をもう一本増やすぞ」
「えっ、あっ……んああああああああああっ!!」
 真菜花にリアクションする暇を与えず、建悟は束ねた二本の指をずぶりとアナルに突き入れた。
「これで……どうだ……?」
「んっ、くはっ……あっ……ふくっ……」
「……よしっ、二本でも余裕みたいだな」
 最奥まで指を入れてみたが、真菜花の口から痛みを訴える直接的な言葉は出てこない。括約筋の具合も、なんとか繋がることができるまで開発した時期の梨奈より、柔軟性があるように感じた。
 建悟はますます期待を高めながら、二本の指でピストンを開始する。
「おふっ、んはっ……おっ、うくっ……んっ、はっ、うぅっ……ふああああぁん……」
 若干つらそうな声が混じるようになったものの、主たるニュアンスは変わっていない。真菜花の口から漏れるのは、戸惑いながらも快楽を訴えるあえぎ声だ。
 ただ、指を引かれる際に味わう排泄感はこれまでとまったく違う。括約筋が完全に外側へめくれてぬーっと二本の指が抜けていく感じは、太めの固形便を排泄するときの感覚により近づいている。
 そして、早いサイクルでそれを何度も何度も味わっていると――
「んはんっ、んっ……あっ……くっ……んっ、んんんっ……?」
 下腹部にきゅーっと締まるような衝動が走り、ぐるるっと腸が震えた。
(あ、あああっ、まさかっ……でもっ、きっと違うっ……)
 自身に起こった現象を認めなくない真菜花だが、現実は残酷だ。人工的な排泄感に反応して、奥底に留まっていた便を排泄しようと、腸が活動しはじめたのだ。
「あうぅっ、んっ、くううっ……いやっ、ダメえぇっ……」
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